【西部地区会】平成28年度 西部地区会職員研修会を開催しました

6月10日、11日に平成28年度西部地区会職員研修会を、静岡県立三ヶ日青年の家にて行いました。
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『支援の足元を見つめて...我々の初心とは』
講師 東京大学名誉教授 岡崎女子短期大学特任教授 中田基昭 先生

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初心を『初心忘るべからずとは異なる観点から』まさにアウフヘーベン(止揚)した視点から見つめ直すようなお話を伺いました。我々は制度や社会に(専門職としての)スキルやハウツーを身に付けることばかりを求められているような錯覚さえ覚えてしまう昨今、先生は「もっと肩の力を抜いていいんだよ」と語りかけてくださっているように感じました。
両義性~柔軟性というお話が強く印象に残りました。そもそも人は『矛盾』を抱えながら生きている。人が人に寄り添い、共感していくためには、その矛盾を自らも他者も抱えていることを認めることが大事だよ、という内容だったのですが、まさに救われる思いがしました。
例えば問題事例に対して『統一した見解の下、統一した支援』を求められることがありますが、何かがんじがらめの中で、相手の想いや行場・逃げ場を塞いでしまうような嫌悪感を抱いてしまうことがあります。「もっと揺らぎながら、迷いながら、矛盾しながら生きていっていいのだ」と保障されたような、そして明日からの思いを新たにすることができた気がします。


「権利のはなしをしよう...日々の実践を通して」
講師 静岡県立大学短期大学部准教授 松平千佳 先生

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参加者一人一人の中に『権利』への想いがあり、それを上手に引き出していただけたワークだったと思います。とかく難しくとらえてしまいがちなテーマですが、参加者から様々な意見や思いが引き出され、終始笑い声の絶えないあっという間の時間でした。利用者に伝えていく手段の手掛かりとしても、学ばされました。


「最近の社会福祉の動向について」
講師 静岡県作業所連合会・わ西部地区会会長 浜松協働学舎企画相談室長 高木誠一 氏

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熊本震災の状況報告と、浜松協働学舎さんから現地へ派遣された職員さんの様子から始まり、本題の社会福祉の動向については、差別解消法、30年障害者総合支援法改正、社会福祉法人改革、地域包括ケアシステムについてお話し頂きました。緊急災害時を含めた、今後の作業所のあり方を考える良い機会となりました。

「職員交流会」
作業所間の職員交流としまして、2日目の午前中は昼食用のピザ作りをおこないました。生地作りからトッピング、ドラム缶オーブンで焼く工程をグループに分かれておこなしました。グループ毎生地の形や厚さが様々で、個性豊かなピザが焼きあがりました。みんなで美味しくいただきました。

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午後は、サイクリングと、浜名湖湖岸散策のグループにわかれ、サイクリングの班は久々に自転車に乗る方も多く、天気も良く、良い体験ができたとの事でした。湖岸観察の班は、浜名湖周辺の草木や魚について、浜松地区会斯波会長の楽しいレクチャーにより散策を楽しみました。

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講師の皆様、三ケ日青年の家の皆様、参加者の皆様のお陰で、二日間有意義な研修をおこなう事ができました。ありがとうございました。
西部地区会 理事 平野潔
西部地区会 事務局 村松健次